学校長ブログ

2021.07.24

大会に思う

 皆さん、こんにちは。

 長い梅雨が終わり、夏本番の到来です。7月21日(水)に1学期も無事に終了しました。コロナ禍の中、教育活動の制限も多かったのですが、生徒たちが健気に頑張ってくれました。特に、6月18日(土)に行いました体育大会は、感染防止に努め、内容も縮小し、来賓や保護者の方々の観戦も控えていただいた中で開催しましたが、熱気あふれる盛り上がった大会になりました。まず、約1年半ぶりに全学年が一堂に会する中、私から挨拶を行いました。私は、この日を待っておりましたが、それ以上に生徒たちがこの日を待ってくれており、感慨深いものとなりました。中学校から高等学校各学年の集団演技は、短時間の練習にも関わらず、素晴らしいものでした。学校行事ができない状況が続き、生徒たちの開催への要望はありましたが、安全第一で考え進めてきました。体育大会を実施するにあたり、「おおきにマリーナ舞洲」で行いましたが、密を避けるためにバスを増便し、学年ごとに集合時間を分け、手からの感染を防止するために各学年で色違いの手袋を着用させました。その他にも感染防止対策を課しましたが、私たちの考えを理解し、生徒たちが気持ちよく順守して実施することができました。それ故に一層、開催後の充実感や一体感が大きかったと思います。「コロナ禍でもできる事がある」から、今は「コロナ禍だからできる事がある」と確信しています。

 一方、日本では7月23日(金)より東京オリンピック・パラリンピックが始まります。開催には賛否はありますが、開催することが決定した以上、立派な大会になる事を願っています。きっと、国家的な祭典を支える人々は、開催決定が遅れ、準備や対応に忙殺されていると推察されます。また、どのような対応であってもコロナ禍であっては完璧はないのかもしれません。安全で安心な素晴らしい大会になる事を祈っています。

 さて、本校の卒業生である卓球の伊藤美誠さんも金メダルを目指します。NHKの特番で、コロナ禍でオリンピックが延期される中、心の整理がつかなかったと放映され、少し心が痛みました。常に明るく前向きである伊藤さんですので、必ず乗り越えてくれると信じています。伊藤さん、幸運を祈っています!

 本校生徒は、終業式後も3年生は進路での出校日が続き、他学年も多くの生徒が夏期講習や部活動で連日出校です。コロナ禍ですが、それに負けない熱量を感じています。

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