学校長ブログ

2024.04.12

本年もよろしくお願いいたします

 新年度が始まりました。昇陽中学校と昇陽高等学校の入学式を4月9日(火)に無事挙行する事ができました。今年の入学式は、朝は雨が残りましたが、桜満開の良い時期と重なりました。

 中学校に入学した生徒は、小学校を卒業したばかりの、まだあどけない生徒たちですが、地元から離れ遠くから通学する者を多くいます。それだけでも立派だと思います。中学校式辞では、建学の精神「奉仕のこころ」や教育方針「For Others(人々のために)」を紹介しました。また、本校の学びで特に大事にしている事として、基礎学力の習得、地頭を鍛える、情報を整理するの3点をあげました。

 昼から高校入学式が挙行され、私からの式辞で、建学の精神「奉仕のこころ」や教育方針「For Others(人々のために)」について、特に本校は8コースありますので、様々な分野で「一隅を照らす人」(どんな片隅や場所であっても、周りを明るく照らすような存在)になってほしいと述べました。

 また、高校を入学する節目の時に、再び自分への素直な問いかけ「どんな大人になりたいか」「どんな人生を歩みたいか」をしてほしいと言いました。そして、高校時代は内面が磨かれる時期でもあり、結果や成果だけを求めるのではなく、誠実な努力を大切にしてほしい、また人々も失敗から立ち上がる姿や困難を受け入れていく姿勢に心動かされると述べました。 中学校・高等学校ともに初々しく、また意欲感じられる入学式でした。

 入学式翌日の始業式では、本年度の本校創立100周年について話をしました。

 本校は大正13年に淀之水高等女学校として創立されました。創立後、日本は戦争に突入し、当時の生徒は工場動員や空襲の被害を受け、大阪は焼け野原になりました。戦後、復興するも台風被害や阪神大震災の液状化被害など多くの苦難を乗り越えてきました。

 本校は、100年の時間が縦軸になり、同じ時代を共有する同学年の仲間が横軸に成り立っています。苦難を乗り越えるための私学経営も大変だったと思います。100年間継続の重みを感じます。次の100年に向けて努力してまいる所存です。皆さま、本年度もよろしくお願いいたします。

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