校長ブログ

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2018-11-19

税についての作文表彰(中学校)

 平成30年11月15日(木)ホテル阪神のザ・ボールルームで平成30年度「税についての作文」の表彰式がありました。本校から昇陽中学校3年A組の永橋さんが「全国納税貯蓄組合連合会会長賞」をいただきました。この賞は、最も優秀な作文に贈られる賞で全国に40人だけの受賞だったそうです。また、この会場で永橋さんは、この作文を朗読したそうです。社会のために貢献する父への尊敬の念や安心できる社会に必要な税金の使い道について簡潔に書けていると思います。受賞おめでとうございます。その作文の内容は下記のとおりです。

 

「税金の使い道」

昇陽中学校 3年A組 永橋 舞雪

 

 先日、父が広島県に土砂災害による行方不明者の捜索のため、大阪府から緊急消防援助隊として広島県へ派遣されました。父は消防士です。

 四十四歳の女性一人がまだ見つからないので出動すると言ってました。四日間の活動で大阪府から消防士が約七十人出動しており、一ヶ月間で千人以上も出動したらしいです。

 これは国からの指示で出動しており、それに関わる費用は国が負担するという仕組みであることを父から教えてもらいました。普段は、消防は市の中で消防業務を行っており、市はその費用を負担しているということです。

 しかし、今回のような広島県の大規模な土砂災害では全国の市町村から消防が応援に駆けつけ、国が費用を負担するというものです。これらの市町村や国の費用はすべて税金ということです。もし、税金がなければどうなるでしょうか。

 おそらく人を助けるために出動する消防車の費用を払えなくなります。また、消防士の給料を払うことが出来なくなります。だから助けてもらいたければ、その人たちはその都度お金を払うと言うことになるのでしょうか。救急車を呼ぶ時もきっとタクシーを乗る時のように毎回お金を払うことになるでしょう。これは消防に限ったことではありません。税金が無ければ警察や自衛隊で働いている人の給料をどうやって払っていくのか、どうやって国を守っていくのか想像できません。

 では、どこに税金が使われるべきなのでしょうか。

 私はかけがいのない命を守る仕事に優先的に税金が使われるべきだと思います。私たちは生きていなければ、世の中のことはすべて何も始まらないのです。テニスコートでテニスをしたり、カラオケで友達と遊んだり、学校で勉強したり、生きていなければ何も始まりません。

 広島県の土砂災害の救助活動から帰ってきた父が言っていました。行方不明の最後の一人を見つけられなかった。その人とその家族のことを頭に思い浮かべて全力で活動したが結局見つけられなかった。それにもかかわらず、現地の多くの人から感謝の言葉をもらい申し訳なかったと。私はその話を聞いた時、父の今回の活動に税金が使われていることは間違ってないと思いました。当然、現地の人もそう思っているでしょうし、ほとんどの国民は賛成するのではないでしょうか。私も私の両親も、今もこれからも税金を払っていかなければなりません。しかし、税金はいくらでもあるわけではありません。限りある税金を必要なものすべてに使うことはできません。税金の使い道をしっかりと議論することが私たちの生きる喜びにつながっていくと考えています。

 

 

 

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