学校長ブログ

2022.11.08

未来を切りひらく。進学Ⅰコース(ミネルヴァ・プラン)

 朝夕、めっきり冷えるようになりました。これから、コロナ感染者も再び増加しそうですし、インフルエンザの流行も懸念されます。皆さま、ご自愛ください。

 コロナ禍が終わって、少し明るい世相になってほしいと思います。世界はウクライナ侵攻や資源高により物価が上昇しています。さらに、日本では円安で輸入品が値上がりし、特に石油やガソリンが高騰しています。ガソリンスタンドに行っても、その値段にびっくりします。一方、日本製品は安く輸出できるので、輸出産業は好転しているようです。このように、世界の経済は、一国では成り立たず、国同士がつながり補完しあっています。

 例えば、アップル社のiPhoneなどは自社工場で生産していないそうです。グローバルに良質で安価な部品を買い求め、組み立ても海外の国々で行っています。よって、アップル社の社員は、常に世界中の人々と対話し、チームを組み、協働して仕事をしているようです。日本人も、うかうかできません。これからの社会で働くためには、対話力や実行力や問題解決力など様々な力が必要となります。

 本校でも、これからの社会で活躍できる人材作りを考え、来年2023年度より進学Ⅰコースにミネルヴァ・プランを導入します。ミネルヴァ・プランとは、将来必要となる力(基礎力、思考力、実践力などの21世紀型学力)を育てるために、これまでの一斉授業だけではなく、協働での体験活動型授業、ICT教育、課題解決型授業、探究の学びである探究実践型授業など様々な授業を展開します。例えば、

1 人生を切りひらく「答えのない問い」に向きあうために、事前調査からテーマについて学ぶ探究実践型授業を「探究Ⅰ」「総合的な探究の時間」等で行います。

2 自ら考え、行動できる力をつけるため「学外に飛び出そう」として、フィールドワーク、城山体験(城山キャンパスの里山体験、農業体験など)企業連携、大学連携、海外研修等を行います。

3 本校の教育方針でもある「For Others(人々のために)」にあるように社会貢献を考える授業、講座を行います。

4 もちろん、基礎学力も今までの進学・特進コースで行ってきたICT教育、朝テスト、日々の講習、長期休業中の講習や勉強合宿、昇陽手帳、英検・GTEC受験講座などで大学一般入試で必要な学力アップな取組みを従来通り行います。

5 そして、部活動や体育大会や文化祭や芸術鑑賞「劇団四季など」や海外修学旅行などで意欲的で充実した高校生活を過ごしてください。

 このような様々な取組み(ミネルヴァ・プラン)によって、これからの未来を切りひらく事の出来る総合的な力を持った若者を育てたいと思います。

 新しいプランですので、内容や疑問な点がございましたら、本校まで連絡ください。直接、学校をみていただき、個別相談もさせていただきます。

 ※ミネルヴァ・プランのミネルヴァとは、ギリシア・ローマ神話の知恵の女神ミネルヴァの事です。また、このミネルヴァは梟(ふくろう)を従えています。(「ミネルヴァの梟」)

 

  連絡先 昇陽高等学校 TEL 06-6461-0091

 

 

 

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